コルベット量産車史上最高の自然吸気エンジン
LT6自然吸気5.5リッターV型8気筒エンジンを搭載する新型Z06。最高出力670馬力(500kW)を発生させます。
最高出力の670馬力は8400rpm時に発生させますが、レッドゾーンは8600rpmからとなっていて、回転数のレッドラインよりも200rpm低い回転数で最高出力に達成することとなります。
従来型よりも排気量を約700cc縮小しながら、パワーは20馬力も上回ることとなります。
ドライサンプ、フラットプレーンクランクシャフトのオールアルミニウム製エンジンは最大460ポンドフィート(623Nm)のトルクを発生し、2.6秒で時速60マイルまで加速させます。
この大パワーを獲得するために、より多くのエアをエンジンルームへ送る必要があったため、各所に変更が加えられています。また、エキゾーストパイプも調整されているため、今までのモデルとは異なるサウンドになる様仕上げられているとのことです。
サスペンションとエアロのアップデート
エンジンの出力アップは、パフォーマンス向上のための方法のひとつに過ぎません。もちろん足回りや、先にあげたエアロパーツの改良が施されています。
フロントタイヤは20インチ275/30サイズ、リアタイヤは21インチ345/25サイズとかなりワイドな物が装着されることとなりました。もちろん、ホイールはオプションから選択も可能となっています。ブレーキシステムはフロントが6ポッドのブレンボ製にアップデートされ、ローターは14.6インチ。リアのブレーキローターは15.7インチと、フロントよりもおおがたとなっています。また、オプションのカーボンセラミックブレーキはフロント15.7インチ、リア15.4インチになります。
洗練されたインテリア
オプションにより選択可能なインテリアのマテリアルに幅がありそうです。
レザーのカラーについても選択可能と思われます。
C8コルベットからはかなりヨーロッパ車を意識した車両となっており、先代と比べて、全てがセンス良くデザインされています。
インテリアのカラーによってかなり印象が異なります。
Z07パフォーマンスパッケージ
マグネティックライドコントロールを備えたFE7サスペンション、ミシュランスポーツカップ2RZPタイヤ、バネ下重量の軽減に貢献するカーボンファイバーホイールを選択することが可能になります。
生産開始は2022年
2023年モデルとして発表されたZ06。生産は2022年開始とされています。
日本にはいつ頃入ってくるのでしょうか。
半導体不足はまだまだ解消される見込みがなさそうなので、生産が始まったとしても、しばらく先になりそうですね。