Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

マクラーレンW1

マクラーレン史上最もパワフルなロードカー

マクラーレンF1が登場したのは1992年。その後マクラーレンはP1をデビューさせていますが、マクラーレンF1の登場から30年以上が経過し、そのスピリットを受け継いだマクラーレンW1が発表されました。

 

スペック

パワートレインはバッテリーアシスト付きの新型4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載しています。最高出力1,258馬力、最大トルク1340Nmを発生します。0-60MPH加速は2.7秒、最高速度は電子制御により350km/hに設定されています。

そのパワーを路面にしっかりと伝えるために、W1には、フロントが265/35、リアが335/30のPirelli P Zero Trofeo RSタイヤが標準装備されています。マクラーレンは、より一般的な道路での使用に適したP Zero Rタイヤと、Pirelli P Zero Winter 2タイヤもオプションで提供しています。

新開発のMPH-8エンジン

このMPH-8と名付けられた新しいエンジンは完全にゼロから構築されました。エンジン単体で最高出力916馬力を発生。マクラーレンがこれまでに製造したエンジンの中で最高出力のリッターあたり230馬力を誇ります。

エンジンの構成は、軽量ブロック、剛性の高いバルブトレイン、プラズマスプレーコーティングされたシリンダーにより、9.200rpmのレッドラインまで回転数を上げることができます。

付属のツインターボチャージャーは、僅2,500rpmから力だよく作動し、強大なパワーを発生させることとなります。

また、新しいエンジンにはラジアルフラックスエレクトリックモーター、モーター制御ユニット、1.4kWhバッテリーパックで交際されるEモジュールが組み合わせられています。、これにより、パワーはさらに、342馬力増加することとなります。マクラーレンW1は、電気だけで焼約2.5km走行することが可能です。

Eモジュール

マクラーレンの新しいEモジュールの重量はわずか20kgで、ハイブリッドコンポーネント全体の重量はP1と比較して40kg軽量化されています。マクラーレンW1の乾燥重量はおよそ1,400kgとなっており、P1と比較するとわずかに増加しています。

もちろん空力性能はいつものマクラーレン

マクラーレンは、W1を風洞で350時間以上かけてテストし、5,000以上の個別ポイントをテストして、同社史上最も空気力学的なスーパーカーとなるよう開発に力を注いでいます。

W1 には、1997 年型 F1 GTR にヒントを得た「アクティブ ロング テール」リア ウィングが装備されており、抗力を改善し、ダウンフォースを増大させます。マクラーレンは、この車には「形状変化能力」があると語っています。

ルーフの気流ダイバーター (公道走行可能なマクラーレンでは初) がエンジン ベイに新鮮な空気を送り、アクティブ フロント ウィングとリア ウィングがレース モードではそれぞれ 350kgと 650kgのダウンフォースを発生させます。W1 のダウンフォースの総量は 1,000kgに及びます。

レース モードでは、車高がフロントで 1.5 インチ、リアで 0.7 インチ下がり、ロング テール スポイラーは作動時に最大 11.8 インチまで伸びます。また、急ブレーキ時にはエア ブレーキとしても機能します。

滑らかなボディの下にはマクラーレンの新しいレース アクティブ シャーシ コントロール III があり、コンフォート、スポーツ、レースの 3 つの設定で構成できます。フロントに鍛造 6 ピストン キャリパー、リアにカーボン セラミック ディスクを備えた 4 ピストン キャリパーが W1 を素早く減速させます。

インテリア

コックピットには、Apple CarPlay および Android Auto 対応の 8.0 インチ タッチスクリーンと、USB-A および USB-C 接続が装備されています。また、座席の後ろにある小さな棚には、最大 4.1 立方フィートの車内収納スペースがあります。

価格と生産台数

マクラーレンW1の価格は200万ポンド。現在のレートでおよそ3億9,000万円となっています。マクラーレンはW1を399台のみ製造する予定ですが、予想どおり、既に全て完売となっています。

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