803-HPハイブリッドV12ハイパーカー
6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンが搭載されたカウンタックLPI800-4。それ自体で769馬力(573kW)を発生しますが、さらにハイブリッド化によりランボルギーニの48ボルトスーパーキャパシター技術を搭載した34馬力(25 kW)が電気モーターを駆動させることで加わります。システムの合計出力は803 hp(599 kW)となり、7速ギアボックスを介して4輪すべてにそのパワーが伝えられます。
2.8秒で時速60マイル、8.6秒で時速124マイルに到達。最高時速は約355km。これまでで最も速いカウンタックです。
過去と現在のデザインが融合したエクステリア
スタイリングの手がかりは完全にLP400ではありません。サイドウィンドウの後ろのフィンは、カウンタックプロトタイプからのデザイン。LP500 Sに見られるように、後方上部ベントがより目立ちます。ホイール(前部20インチ、後部21インチ)は、LP400 Sに最初に登場し、までカウンタックの定番であった独特のデザインを採用しています。フロントデザインはLP5000S Quattrovalvoleからヒントを得ていますが、カウンタックを有名にした大きなフェンダーフレアやVウィングは見つかりません。ヘッドライトは流石にリトラクタブルではありませんが、全体的にはカウンタックの意匠を受け継いだデザイン。さすがランボルギーニ自身による過去へのオマージュ。
発表された車両のボディーのカラーは、創業者のフェルッチオ・ランボルギーニが所有していたカウンタックのボディーカラーでもあるホワイト系をが採用されています。
インテリアは現代風
アヴェンタドールベースとしては一番新しいデザインとなっているインテリア。インフォテインメントディスプレーも縦に長いタイプが採用されています。
生産台数112台
112だけが製造されるカウンタックLPI800-4。これは、元のプロトタイプのLP112というコードナンバーに対するもう1つのCountachオマージュということになります。