記録を打ち立てたエンデューロ仕様ポルシェ
カスタムされたポルシェ911カレラ4Sによって、車両の高度記録が塗り替えられたのが昨年。
その車両をドライブしていたのがルマンのレジェンドドライバーのロマンデュマ氏。このカレラのドライブトレインの大部分についての変更はされていませんが、サスペンションは作り直され、ワープコネクターと呼ばれるシステムが装備されています。
ワープコネクター
元々はルマンで優勝した919ハイブリッド用に作成されたサスペンションでした。
各コーナーを独立して作動させるのではなく、ワープコネクターサスペンションかわ逆方向へ進み、4つのコーナー全てを相互接続して最大のトラクションを実現させる仕組みとなっています。フロントアクスルとリアアクスルはそれぞれ中央に取り付けられたスプリングとダンパーに横方向に接続されています。フロントアクスルですが、スプリングとダンパーのセットアップはボンネットの下、フロントガラスカウルのすぐ前にあります。リアアクスルについてですが、スプリングとダンパーはキャビンの後部、通常は荷物棚がある場所にあります。
ポルシェはワープコネクターコンセプトについてさらに活用する計画があるかについては明らかにしていませんが、乗用車としてのポルシェに搭載するにはそれなりのスペースが必要と思われるので、使用されるとすればなんらかの競技や、記録の達成のために使用されて、研究がされてからと思われます。
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