Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

ポルシェ911オフロードプロトタイプが世界一高い火山に登頂

標高およそ6,007mへ達する

ポルシェのオフロード車両の歴史は古く、かつてはパリダカールラリーで優勝した事もあります。

当時ポルシェがレースで走行させたのは959と呼ばれる車両。1985年のラリーには953型ベースのシャシーにボディは959のそれを使用したもので、4WDシステムについても開発段階だったため、完走こそできませんでしたが、翌1986年のレースでは完成された959として走行させることができ、ポルシェのラリーでの活躍も伝説的なものとなりました。

さて、今回のプロトタイプは気温マイナス30℃となる厳しい条件の中で、標高6,007mまで到達することが出来ました。車両の最低地上高は350mmまで上げられ、トルクが地面へ伝わる様に重量を増すという意味でもルーフにはスペアタイヤや、メンテナンスパーツを積載しています。

 

ポルシェワープコネクター

元々はサーキッでの使用を前提として設計されたもので、4本のホイール全ての間に機械的なリンクを生成し、、シャーシが極端に屈曲している場合にも一定のトルクをホイールへ伝えるというものです。

今回投入された2台について、オフロード仕様へと大幅に改造されていますが、パワーユニットについては工場出荷時のコンポーネント「保持している様です。

カレラ4Sの最高出力443馬力(330kW)を発生する3.0リッター水平対向6気筒ターボエンジンには手を加えず、7速マニュアルトランスミッションと組み合わせて搭載されています。

カラーリング

どちらもレースに由来するカラーリングが施されていた、1台については現在の963LMDhレーシングカー同様のカラーリングを採用。もう1台の方については、ヴァイザッハのカラーリングが採用されています。

動画はこちら