BMWはWECに復帰 2024年にルマン24時間レースに参戦
BMWは新しいMハイブリッドV型8気筒エンジンを搭載した車両で、IMSAウェザーテックスポーツカー選手権に参加します。Mスポーツのボスであるフランシスカスファンミール氏はBMWが2024年から世界耐久選手権に出場することを表明。すなわち最も権威のある耐久レースであるルマン24時間レースに出場することを意味しています。
BMW MハイブリッドV8
MハイブリッドV8は、BMWのアイコンであるキドニーグリルが強調されたフロントデザインとなっています。搭載されるエンジンはDTMのレースで使用されたP66/1を基にした新型のP66/3型。4.0リッターV型8気筒ターボエンジンは最高出力640馬力と最大トルク650Nmを発生し、8,200rpmまで回せるものとなっている様ですが、この数値については、もちろんそのレギュレーション等により調整されることとなります。
V12MLRに続くことができるか
ルマン24時間レースで1999年に勝利を収めたV12LMRの精神を受け継ぐこととなるMハイブリッドV8。LMDhマシンが競合するクラスでのレースは激しくなると予想され、どのチームもクラス優勝に向けたレース車両の作成に余念がありません。ライバルが多いレースの方が見ている方もワクワクする事は間違いありません。BMWにとっては戦いにくいレースになるかもしれませんが、レース経験においては他のメーカーと比べても引けを取らないBMWなので、期待出来るのではないでしょうか。