Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

Ferrari製Le Mans Hypercar 499Pデビュー

万を辞してFIA世界耐久選手権に参戦

イモラで開催されたフェラーリ フィナーリ モンディアーリでWECへ参戦するために開発されていたその車両が発表されました。499Pと名付けられたその車両は、1970 年代初頭の312PB を彷彿させるようなRosso(赤)のボディーにGiallo(黄色)のアクセントが入った付いたカラーリングとなっています。レースに参戦予定の2台には、レース番号 #50と#51が付けられています。50番はフェラーリが最後にル マンでトップ ティアのレースに出場してからの半世紀を表しています。51番は、GTレースでフェラーリのレースカーが使用する数字となっています。

 

499Pという名称の意味するもの

3.0リッターV型6気筒ツインターボチャージャーを備えたエンジンユニットを搭載するこの車両。499はそのエンジンの各シリンダーの容量(立方センチメートル単位)を指しています。”P”の文字についてはプロトタイプ車両であることを表しています。

V型6気筒エンジンは296 GTB / GT3 で使用されているエンジンと同様に120度のアーキテクチャを持っていますが、フェラーリはMotorsport.com対して「同じエンジンではない」と語っています。Ferrari Attivita Sportive GT スポーツカー レーシング部門の設計と開発を率いるフェルディナンド カニッツォによると、エンジンは構造的に異なり、軽量でコンパクトなV型6気筒が選ばれたとのことです。

レースへの参戦は2023年3月からの予定

2 台のプロトタイプで 12,000km以上のテストを行っており、年末までに完全に認証される予定とのことです。この機体の集まる2台のモータースポーツデビューは、セブリング1000マイルでの最初のWECラウンド中に、2023年3月中旬に行われる予定となっています。