ひとつの時代を築いた車種でも売る事が難しい時代
ホンダは、一時代を築いた「オデッセイ」など3車種の生産を終了すると明らかにしました。
また、2021年度中に予定している狭山工場の閉鎖に伴い、高級セダンの「レジェンド」、FCVの「クラリティ」についても年内に生産を打ち切るとのことです。
なお、クラリティについてはすでにオーダー受付の終了が公式サイトで発表されています。
レジェンドの現行モデルについては3月の発表時点で100台限定での販売となっています。現状のセダン市場をの状況を考えれば、次期型のレジェンドが発売されないということは納得せざるを得ないのですが、スカイラインの開発中止のニュース(これに対しては、日産の星野朝子副社長が「あきらめない」と語っていますが)に続き、残念な話題です。
狭山工場ではステップワゴンも製造しているが
オデッセイは、コロナ禍の2020年度の販売台数が前年(2019年度)同期比93%と健闘したといえるものの、月平均では1000台に届なかった。
埼玉製作所狭山工場製ということで、狭山工場の完成車ライン閉鎖に伴い、生産終了。他の製造工場に生産ラインが移管されることなく生産終了となってしまうわけだが、狭山工場では『ステップワゴン』も製造しています。
ステップワゴンについては現行型登場から6年経過しており、モデルチェンジのタイミングとしても悪くないと思われます。しかし、ホンダから今後の予定について明確な発表はされていません。狭山工場閉鎖までにどうなるのか発表されるはずですが、ミニバンの生産を全て終了するとは思えないため、今後の発表を待ちたいと思います。