ランボルギーニ ミウラSVJの生産台数はかなり少ない
そもそも、ランボルギーニミウラ自体の生産台数が1,000台未満。記録によれば747が生産されたとされています。SVJの生産台数は6台とも7台ともいわれていますが、そのうち、厳密にSVJとして判断されるユニットは、僅か3台しか存在しないとの見方もある様です。今回、この3台の内の1台がkidstonで売りに出されました。
ランボルギーニミウラSVJ
イオタの評判を耳にした顧客が自分のミウラをイオタに改造してほしいと依頼して誕生。
ミウラがまだ生産されている間に工場で製造されたことがわかっているミウラSV / Jの例は6つあり、1つは新しく製造され(シャーシ#5090)、5つは既存のSVから変換されました。(シャーシ#4934、#4860、# 4892、#4990&#5084)
これらの車の1つ、シャーシ#4934は、イランのシャーモハンマドレザーパフラビのために製造されました。シャーはこの車を、テヘランの王宮にある別のSVと一緒に武装警備の下に保管した。彼がイラン革命の間に国を逃れた後、彼の車はイラン政府によって押収されました。SV / Jは1995年にドバイに売却されました。1997年にこの車はブルックスのオークションでニコラス・ケイジに49万米ドルで販売され、モデルのオークションで史上最高の価格になりました。ニコラスは2002年に車を売却。それ以来、SVJ#4892が190万ドル以上で販売するなど、より高い価格に何度か到達しています。
6台の既知のオリジナル車のうち#4892は、既知の純正SVJのリストに最近追加されたもので、工場のドキュメントが明らかになりました。
7番目のSV / Jは、1983年から1987年の間にランボルギーニの工場で未使用のミウラSシャーシから製造されました。これは、当時ランボルギーニの所有者だったミムラン兄弟の1人であるジャンクロードミムランのために作られました。 ほとんどの専門家は、ミウラが生産を終了してからずっと後に変換されたため(工場で行われたものの)、これを「公式」SVJとして認識していません。
その後、スイス、アメリカ、日本のさまざまなガレージによって、さらにミウラがSVJ仕様にアップグレードされました(実際の工場のSVJを模倣しようとしています)。
ランボルギーニ製ではあってもこの仕様は"イオタ・レプリカ"とよばれています。
この生産台数については様々な解釈がある様です。
今回販売されるモデル
ミウラSVからSVJに改修された3台の内の1台で、前の所有者にちなんでコルシカとい名前が付けられています。
製造番号は756、シャーシ番号は5090となっています。搭載されるエンジン番号は30751です。この車両は何人かのオーナーを渡り歩く過程で、ボディの塗装をシルバーへと変更されていました。
キッズトンSAは2010年にこのミウラを購入し、元々のロッソグラナダカラーへ戻されています。
価格については記載していないため、直接の交渉ということになるものと思われますが、その希少性から、かなりの高額でなければ手に入れる事はできないでしょう。