前回同様に今回も抽選販売
昨年6月に発表されたGRカローラ。豊田章男会長(当時社長)の「お客様を虜にするカローラを取り戻したい!」という強い思いから、『カローラスポーツ』をベースに開発されました。当初よりレースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を目標に開発されたスポーツ色の強い車両に仕上がっています。
今回の改良では、TOYOTA GAZOO Racingがスーパー耐久シリーズをはじめとするさまざまなモータースポーツで得た知見を生かし、各部を改善。意のままの走りをさらに進化させるため、運転操作に対するダイレクト感とスタビリティーを向上させたとのことです。
バージョンアップ内容
基本的なスペックは昨年発表されたモデル同様、GRヤリスに搭載されている1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンを強化し、304psまでパワーアップされたパワーユニットが搭載され、スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を採用したホットハッチ。
今回手が加えられたのは、次のとおりで、フロントサスペンションメンバーとステアリングギアボックスの固定に、フランジにリブ形状を追加した締結剛性向上ボルトを採用。また、ステアリング操作に対する応答性と直進安定性の向上の目的で、リアサスペンションメンバーとボディーを固定するボルトの頭部サイズを幅22mmから幅24mmに拡大されています。
空力面では、フロントバンパーダクト形状を改善し、ホイールハウス内の空理基の適正化が図られています。
価格や申し込み時期について
改良版GRカローラRZの価格は525万円。販売台数は、新設定の外板色「シアンメタリック」と専用内装色「ブラック×ブルー」を組み合わせた限定仕様の50台を含め限定550台の販売が予定されています。
販売に当たっては、今回も抽選形式が採用され、2023年8月23日の13時30分から9月11日8時59分までウェブで申し込みが受け付けられます。また、販売開始は2023年秋頃の予定となります。