アウディが提案するEVの未来
完全に電動のパワートレイン、完全にモダンなキャビン、そして生産モデルとして将来公道に出た場合はレベル4までの自動運転を約束するとしています。
ハイエンドなデザイン
アウディはグランドスフィアを「公道のプライベートジェット」と呼んでいます。
デザイン製を重視しながらも、非常に長い全長を有しています。グランドスフィアは、全長5.4m×全幅2.0m、ホイールベースは3.2m。アウディのデザイナーによると、目標は、Grandshphereをラインナップの「最高の価値」があるものに感じてもらうことを目指しているとのこと。
フロントフフェイスのデザインは、概ねアウディ現行モデルと似ていると言って良いのでは無いでしょうか。ひと目でアウディとわかるデザインというのは大事なこと。あまりにもかけ離れて仕舞えば、見る人にとって、どこの車なのかわからなくなってしまうということはある意味マイナスポイントなので、コンセプトかーだからこそ、そういった部分はこだわってデザインされていると思われます。
ヘッドライトはグリルの各コーナーの上にあり、フードとフロントオーバーハングは短くなっています。
また、リアに目をやると、アウディロゴを備えたユニークなファストバックスタイル。リアのランプ類はボディーに溶け込んでいるように美しくデザインされています。
インテリアは自動運転前提のデザイン
観音開きのドアが採用され、乗降のしやすさはかなり良さそうです。
コクピットに目をやると、その独特のデザインが目を惹きます。
ドライバー専用のアンビエント照明ディスプレイを備えた超ハイエンドのキャビンがドライバーを迎えます。運転席と助手席は、あらかじめ決められたモードに応じて自動的に調整され、室内は希望の温度に冷調整されることとなります。
キャビンには、木材、ウール、アルミニウム、ガラスなどの高級素材が使用されます。現在の車には必需品と言っていい、いかにもなディスプレイ画面は存在しません。ダッシュの木製の表面の上に全幅のMMIインフォテインメントディスプレイが映し出され、オーディオコントロールやナビゲーションなどが表示されます。
セルフドライビングモードの際は下の画像のようにハンドルとメーターが現れる仕様となっています。
バッテリー性能
アウディは、Grandsphereが1回の充電で最大750 kmを走行可能としています。急速充電を使用し、わずか10分で300 kmを走行可能な電力を充電可能としています。また、残量5%から80%への充電にはおよそ25分で可能と謳っています。