スーパーカーのカスタムで有名なNovitecがFerrari Monzaをチューニングして833馬力までパワーアップさせています。
ノーマルのモンツァSP1には、フェラーリのロードカーで最も強力なV12エンジンが搭載されていますが、さらにノビテックはそのエンジンに手を加えています。
自然吸気エンジンはノーマルの800hpから833hpに引き上げられ、最大トルクは719 Nmから780 Nmに引き上げられています。
そもそも、フェラーリモンツァSP1の生産数が少ないことを考えると、Novitecの最新のプロジェクトは、かなりの少人数の顧客しか想定していないという事になります。このパッケージは2シーターSP2でも利用可能なようで、フロントアクスルで21インチ、リア22インチのVossenホイールがセットされます。また、サスペンションの調整により、車高を約35ミリメートル下げているとのこと。
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Novitecは、より良い熱放散を可能にするために新たなマフラーに交換されています。オプションで、アクティブ制御された排気フラップ搭載。室内にボタンが取り付けられ、ドライバーはその排気サウンドを変更することが可能となっています。
Novitecの新しいエキゾーストは、フォーミュラ1や航空宇宙産業で使用されている超合金であるインコネルから作られているとのこと。
いずれかのスピードスターを所有することができる特権を持っている人は、同時にNovitecインテリアをカスタマイズするように依頼することができる権利を持っているという事。当たり前ですが、かなりの費用が掛かると思われます。しかし、これはなかなか羨ましいことですね。
さて、その素晴らしさはわかったとはいえ、SP1の希少性を考えると、実際に何人の顧客が貴重なFerrariのカスタムをオーダーするかわかりません。カスタムをしてしまうと、それだけで価値が下がりかねないFerrariのスペシャルモデルなので、実際にオーダーするのは、色々な意味で、かなりの勇気が必要なのではないでしょうか。