古くなるほどに大変になるタイヤの入手
そのサイズが特殊だったり、専用品だったりすると大変なのがタイヤの入手。しかも、車両の販売終了から時間が経過すればするほど入手は難しい状況となります。これはタイヤに限ったことではないのかもしれませんが、ゴム製品やタイヤなどは、その鮮度も問われるため、10年先のためにあらかじめストックしておくということは、他のパーツと違ってなかなか現実的ではありません。
最新のコンパウンドの恩恵を得る
エンツォを古い車として捉えるかどうかは人によってそれぞれだと思いますが、20年以上前に登場した車両であるという事は事実です。
フェラーリエンツォは、僅か399台のみしか製造されていないため、この新しく開発されたピレリ製タイヤの市場規模はかなり狭いものとなりますが、それでもこうして専用タイヤを販売してくれるということは、オーナーにとってはありがたい事です。そして、最新のコンパウンドの恩恵を受けられるという事も大きなメリットとなります。
ピレリは古い車両のためにも積極的にタイヤを製造
ピレリはコレツィオーネプログラムの一環として古い車両用に多数の新しいタイヤを製造しています。ピレリは既にF40とF50用に新しいタイヤを製造しており、この新しいコラボレーションの一環としてフェラーリは公式に祝福しています。ピレリもフェラーリもエンツォ用のタイヤの価格や発売日についてはコメントしていない様ですが、かなりの高額となることは予想されます。それでもエンツォのオーナーにとっては大した金額ではないはずです。