ターボもハイブリッドも無い潔さ
フェラーリ812スーパーファストの後継車両となる最新の1Cilindri。名称のとおり、12気筒エンジンを搭載したこの車両にはターボチャージャーもハイブリッドシステムも搭載されていない、純粋な自然吸気ガソリンエンジンを搭載しています。
デザイン
過去と現在のフェラーリのデザインが融合したかの様な新型。カラーリングのせいなのか、フロント部分はなんとなくフェラーリデイトナに似ています。リアはフェラーリSF90のエンジンフードの様なデザインのリアウィンドウとなっています。
オープンモデルも発表されていますが、こちらのモデルのデザインの方がまとまって見えるのは、FRのV型12気筒モデルはGTであるという事を強調しているかの様にも思えます。
スペック
パワーユニットには6.5リッターV型12気筒エンジン。最高出力は819馬力、最大トルク678Nmを発生します。エレクトリック化に頼らずにこの出力を発生するこのエンジンは、20年ほど前にエンツォに搭載された65度V型12気筒エンジンの進化版となります。このエンジンに組み合わせられるのは8速デュアルクラッチトランスミッションで、812スーパーファストのトランスミッションよりも30%ほど速いシフトを実現します。
0-100km/h加速は2.9秒と、エレクトリック化されていない車両としてはかなり速いものとなっています。また、12Cilindri Spiderは、それよりも少し遅い2.95秒となっています。