828馬力の心臓を持ちレトロなスタイリングに身を包んだ本物のスーパーカー
フェラーリのIconaラインナップ3番目となるDaytonaSP3。クラシックなフェラーリのデザインを現代風に解釈したシリーズ最新モデル。2021年のフェラーリフィナーリモンディアリでムジェロサーキットデビューしたデイトナSP3は、330P3/4、350Can-Am、512Sなど、過去のフェラーリ製レースカーのオマージュとなっています。
デイトナは、これまでに製造されたフェラーリの中で最も空力的に効率的なモデル、そして当然完全に新規デザインを採用しています。
アクティブエアロを装備しており、何より、フェラーリ史上最強のV型12気筒自然吸気エンジンを搭載しています。
デザインを画像で詳しく確認
空力と冷却は設計の際に重要な要素となります。冷却性能を犠牲にせず、美しいデザインに仕上げるあたりは、さすがフェラーリ。
斜め後方からのラインがとてもグラマラス
大きな開口部を持つフロントと大胆なデザインのリアエンド


厚いバタフライドアでには、側面に取り付けられたラジエーターにエアを送る大きなックスを備えています。
公開されたエンジンルームはシンプルな配色となっています。
エンジンルームのカラーリングオーダーが可能なのか気になるところです。


インテリアは見たところ脱レザー素材っぽい感じです。
シートは調整可能なペダルボックスでシャーシに統合されており、フェラーリのヒューマンマシンインターフェースにより、ドライバーはステアリングホイールに手を置いて車両の機能の80%を制御できます。


フェラーリは、SP3のためにピレリに専用のタイヤ発注。ウェットとドライの両方のパフォーマンスのためにタイヤを最適化するように依頼しています。
スペックについて
812コンペティションに搭載されるものと同様の6.5リッターV型12気筒エンジンは一部刷新されチタン製コネクティングロッド、ダイヤモンドライクカーボン処理を施した新しいピストンピン、3%軽量化されたリバランスクランクシャフトを採用して、エンジンの重量と慣性を低減。このF140HCエンジンは、最高出力828馬力(617kW)と514ポンドフィート(697Nm)の最大トルクを発生し、フェラーリがこれまでに製造した中で最も強力なエンジンになっています。エンジンのレッドゾーンは9,500rpm以降という高回転型。7速ギアボックスを介してその動力が路面に伝えられます。
デイトナは2.86秒で時速100kmに達し、200km/hに達するのに必要な時間はわずか7.4秒となっています。
Ferrari Daytona SP3の動画はこちら