300万円で購入可能な現行の中古プレミアムセダン
新車の価格が高騰している昨今、普通車にちょっとしたオプションを装着しただけで300万をこえることが当たり前となっています。
それに対してプレミアムセダンは新車でおよそ500万円からといった感じが一般的なので、いくら普通車が高騰しているといっても簡単に新車で購入することはできません。
しかし、中古車ならば現行のプレミアムセダンを300万円の予算で購入するのにハードルが下がります。
ホンダ・レジェンド
NSXにも採用されている3モーターハイブリッドシステムを搭載したハイパフォーマンスセダン
2015年に発売された5代目となる現行レジェンド。狙えるのは前期モデル。パワートレーンは2代目NSXにも採用されている3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載しています。現在は小排気量+ターボが主流となっている時代ですが、プレミアムセダンらしい大排気量のV型6気筒3.5ℓ直噴i-VTECエンジンを搭載し、それにモーターを内蔵した7速DCT、またリアセクションには2基のモーターを内蔵したTMU(ツインモーターユニット)を搭載しています。エンジンと、3つのモーターを最適に制御することで、前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動の3つの駆動方式と、2基のモーターのみで走行するEVモード、エンジンによる前輪駆動と車体後部の2基のモーターで走行するハイブリッドドライブモード、エンジンのみで走行するエンジンドライブモードのなかから、ドライバーの要求や走行状況に応じて、最適な駆動方式と最もエネルギー効率の良い走行モードを自動的に選択するという優れものです。
全長×全幅×全高(㎜)=4995×1890×1480
ホイールベース(㎜)=2850
エンジン:3.5ℓ 水冷V型6気筒SOHC24バルブ+モーター
駆動:フルタイム4WD
エンジン最高出力:314ps(231kW)/6500rpm
エンジン最大トルク:37.8kg・m(371Nm)/4700rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:7DCT
車重(kg):1980
新車価格:680万円
※2015年発売当時のスペック
メルセデス・ベンツ Cクラス
世界のDセグメント車の指標となるセダン
現行型(W205)は2014年に日本でデビュー。ひとつ前のW204型と比べて大幅に進化した現行型。こちらも300万円以内で狙えるのは2018年まで販売されていた前期モデル。ただし、Cクラスはもうじき次の世代へとモデルチェンジします。
先の記事でもちょっと書いていますが、W205を狙うのであれば、もう少ししたら中古車価格が下がるのではないかと思います。
可能であればC250を選択するのが様のではないかと思います。211psの出力を発生するエンジンを搭載しており、十分な走りを楽しめる事と、足回りにはにはエアサスペンションも搭載されているため、所有欲を満たしてくれる1台となるでしょう。
全長×全幅×全高(㎜)=4715×1810×1430
ホイールベース(㎜)=2840
エンジン:2.0ℓ 直列4気筒DOHCターボ
駆動:FR
最高出力:211ps(155kW)/5500rpm
最大トルク:35.7kg・m(350N・m)/1200~4000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:7AT
車重(kg):1600
新車価格:644万円
※2014年発売当時のスペック
レクサスIS
おすすめは3.5ℓNAエンジン搭載モデル
現行型レクサスISの販売開始は2013年と、設計が少し古い車となっています。現在販売されているフェイスリフトモデルはエクステリアデザインについては申し分のないくらいブラッシュアップされていますが、基本的に中身は変更されていません。Dセグメントセダンに属する車種で、同セグメントにはメルセデス・ベンツCクラス、BMW3シリーズ、アウディA4などが存在しています。こちらも300万円以内で狙えるのは2016年まで販売されていた前期型。
前期型のエンジンの種類は大きく分けて4種類で、ハイブリッド、ターボ、NAエンジンとユーザの求める声に対応するべく豊富なラインアップを取り揃えていました。おすすめなのがトルクフルな走りを楽しめるV型6気筒3.5リッターの自然吸気エンジンを搭載したモデル・こちらは最高出力が318psと街中で使用するには有り余るパワーとなっています。ダウンサイジングターボが主流となっている時代においては貴重な大排気量NAエンジン搭載のセダンとなっています。
全長×全幅×全高(㎜)=4665×1810×1430
ホイールベース(㎜)=2800
エンジン:2.0ℓ 直列4気筒DOHCICターボ
駆動:FR
最高出力:245ps(180kW)/5800rpm
最大トルク:35.7kg・m(350Nm)/1650~4400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:8AT
車重(kg):1620
新車価格:454万4000円
※2015年発売当時のスペック
日産スカイライン
日産伝統のFRセダン
現行の13代目スカイラインは2014年に日本で発売が開始されたモデル。
こちらも対象は前期型。
当時提携先だったダイムラーから供給された直列4気筒2リッター・ターボエンジンが搭載されたことが話題となったモデルです。また、この他に3.5リッターエンジンにモーターを組み合わせた日産独自のハイブリッドシステムが搭載されたモデルがラインナップされていました。システム合計の最高出力は364psとこのクラスの国産セダンとしてはかなりハイパワーな車に分類されます。またステアリングの動きを電気信号に置き換えてコントロールする「ステアリング・バイ・ワイヤ」技術が世界で初めて採用されたモデルとなっています。
こちらは他のモデルと比べると若干安く、前期型の平均中古価格は200万円前後となっています。
全長×全幅×全高(㎜)=4790×1820×1440
ホイールベース(㎜)=2850
エンジン:3.5ℓ V型6気筒DOHC+モーター
駆動:フルタイム4WD
最高出力:306ps(225kW)/6800rpm
最大トルク:35.7kg・m(350Nm)/5000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:7AT
車重(kg):1760
新車価格:449万6100円
※2014年発売当時のスペック
ジャガーXE
個性を出したいならば英国車という選択もあり
ジャガーXEは、ジャガーのコンパクトFRスポーツサルーン。日本では2014年に販売が開始されたモデルになります。
前期モデルに設定されたパワートレーン直列4気筒2.0リッターのガソリンターボエンジン、直列4気筒2.0リッターのディーゼルターボエンジン、V63.0リッターのスーパーチャージャーエンジンの3種類がラインナップされていました。バランスを考えるなら『インジニウム』という名称のディーゼルターボエンジン。ディーゼルならではの強力なトルクは低回転域からエンジンの美味しいところが感応できます。
ディーゼルモデルも200万円台で狙うことができます。
全長×全幅×全高(㎜)=4680×1850×1415
ホイールベース(㎜)=2835
エンジン:直列4気筒DOHCターボ (ディーゼル)
駆動:FR
最高出力:180ps(132kW)/4000rpm
最大トルク:43.8kg・m(430Nm)/1750~2500rpm
使用燃料:軽油
トランスミッション:8AT
車重(kg):1565
新車価格:497万円
※2015年発売当時のスペック