Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

メルセデスベンツ ビジョンワンイレブンコンセプト発表

C111プロトタイプをリスペクトしたデザイン

メルセデスベンツがビジョンワンイレブンコンセプトを発表しました。近未来的なデザインのこのEVコンセプトモデルのデザインの元となっているのは、1969年のフランクフルトモーターショーでデビューしたC111です。

ワンイレブンコンセプト

オレンジのボディーカラーとガラウイングドアなど、C111のイメージがそのまま引き継がれた様なデザイン。ただし、C111の直線的なデザインに対して、ワンイレブンコンセプトの方は曲線を多用したデザインでまとめられています。全高はワンイレブンコンセプトの方が5センチほど高くなっていますが、床面にバッテリーバックを搭載する事が主流の最近のハイパーEVとしては、かなり全高を低く抑えられているのでは無いかと思われます。デザインスタディモデルのため、出力については不明ですが、もし、このコンセプトEVを市販化するとすれば、1,000馬力以上のパワーに設定されるとの考えるのが妥当と思われます。

C111について

デザインの元となっているC111ですが、最初に発表されたモデルには4ローターのロータリーエンジンが搭載されていました。その後、1976年に発表されたC111-ⅡDに搭載されたのは3.0リッター直列5気筒ターボのディーゼルエンジンでした。そして、1978年に発表された3代目となるC111-Ⅲは、ボディ形状にかなりの変更が加えられ、Cd値が0.191となっています。そして、このモデルはだナルドサーキットで最高速度322km/hを記録しています。エンジンについてはパワーを引き上げられた直列5気筒ターボディーゼルエンジンが搭載されています。続いて、1979年に4代目となるC111-Ⅳが発表されています。

このモデルに搭載されたエンジンは4.8リッターV型8気筒エンジンで、最高出力は500馬力を誇りました。このモデルの最高速度は400km/hを記録しています。この市販モデルとされていたC112が1991年に発表されましたが、市販化に至る事はありませんでした。

今回発表されたビジョンワンイレブンコンセプトは是非市販化してほしいと感じるデザインのモデルです。

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