Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

トヨタ シエンタ試乗

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よくできたファミリーカー

結論から言って仕舞えば、スライドドアが装備されている大きくない車両が欲しいという人は、今回のシエンタは買いなのではないかと思います。この何年かの傾向としては、SUVもしくはミニバンのどちらかを購入する方が多いと思われますが、その中でも、大きなミニバンを必要としない方で、それでも軽自動車では少し小さいと感じる方にとっては、本当に使い勝手が良いサイズに仕上げられていると感じられます。

 

ファミリーカーとして使用しなくても

このサイズのコンパクトミニバンですが、同クラスのSUVと比較しても使い勝手が良いというのは明白です。独身の方であれば、助手席には誰かを乗せる機会があったとしても、後部座席に誰かを載せるということはほとんどなく、そもそもそういった層の人でミニバンを選ぶ場合はアルファードヴェルファイア、ワンボックスであればハイエースやキャラバンという選択になるのではないでしょうか。

しかし、そういった層の人ではなく、日常的にドライブやカジュアルなアウトドアを楽しみたいという人にはSUVよりもこのシエンタの方が適しているのではないかと感じる部分もあります。

シエンタには7人乗りと5人乗りのラインナップがありますが、7人乗りのタイプでも、最後部座席が2列目のシートの下に収納できるため、トランクスペースを広く使用できるように設計されています。車両サイズが同クラスという前提ですが、当然、セダンやSUVよりも長めの荷物を積みやすくなっています。

実際に運転してみた感想

今回し場したのはハイブリッドのGというグレード。このGというグレードは3段階の真ん中のグレードとなっています。

最初に発進する際はハイブリッドということもあり、ほとんどがモーター駆動のみで開始します。当然静かだということは理解できると思います。加速もスムーズに行われ、こういったクラスの車両を求める方はハイブリッド仕様を選んだ方が間違い無いと思われます。通常走行時のロードノイズですが、このクラスにそこまでの静粛性を求めることはできないのは当然ですが、前モデルやライバル他社の同型車よりも抑えられているのではないでしょうか。

また、道路の継ぎ目など段差での挙動ですが、この辺りは若干の改善が見られていると感じられますが、クラスなりの性能となっています。

こういった車両を試乗する際、スポーツ走行をする様な車両ではないので、加速性能などということは抜きに試乗しているのですが、必ずクルーズコントロール等の運転サポート機能を試しています。今回試乗した車両についてはかなり精度が上がっているのではないかと感じました。この分野では、なんとなくトヨタは他社よりも遅れをとっていると感じていたのですが、このクラスの車両についてもかなりスムーズな追従走行をしてくれました。また、0km停止についても途中で追従が解除されずにきちんと機能する仕様となっている様です。減速の際の変な急減速もなく、それなりにスムーズだと感じました。

デザイン的には好みが分かれるかもしれませんが、先代のデザインよりもクセは少ないと感じるため、このクラスで、デザインさえ気に入れば良い相棒となってくれそうな1台になるのではないかと思います。