Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

ハリアー試乗

ようやくハリアーに試乗することができました。

試乗をするチャンスをうかがっていたのですが、なかなかスケジュールが合わなかったため、ちょっと遅れての試乗となりました。

先代のハリアーとのおおきな違いは、正面のエンブレムがハリアー独自のものからトヨタのエンブレムに替わったという事なのではないかと思われます。せっかく認知された意匠だと思うのですが、今回のモデルからあのマークが正面に描かれなくなったのはちょっと驚きでした。先代まで正面に鎮座していたエンブレムですが、フロントドアの内張にエンボス加工によって表現されているので、この辺りはなかなか良いデザインだと感心させられました。

僕が試乗したのはガソリン車4WDのベースグレードとなるS。このモデル分けはなかなかわかりやすく、ガソリン車とハイブリッド車にそれぞれFFと4WDの設定があり、それぞれのモデルにS、G、Zといった装備の違う3グレードがあるといったもの。

ガソリン車かハイブリッド車を選び、どちらにもFFと4WDの設定があるので、どちらかの駆動方式を選び、必要な装備が設定されている3つのグレードから選ぶといったもので、これである程度自分の欲しいモデルを選ぶことができます。

エクステリアですが、前モデルと比べると少しシャープになったかなといった印象で、車に興味がない人から見れば、もしかしたら、モデルチェンジでの変更があまりわからないかもしれません。ただ、エンブレムが変更されているので、それだけで正面から見た印象は全然違います。先代モデルがかなり売れたので、こういった人気のあるモデルはあまり大きくデザインを変えないという印象があるので、それに倣った形なのかもしれません。

続いてインテリアですが、かなり高級感があるのではないかという印象。一番下のグレードだと車両本体価格が税込みで300万円をきるので、これはかなりのこすとぱふぉーまんすなのではないでしょうか。エアコンなどの各スイッチを除けば手に触れる部分はプラスチック感がほとんどなく、ドアの内張の手が触れるような部分は合皮ではありますが、革張りとなっています。ベースグレードのシートはファブリックですが、ホールド感はかなり良く、運転していて疲れない座り心地だと感じました。残念ながら、ベースグレードのシートコントロールは手動となっていますが、グレードを上げればパワーシートが標準となります。このクラスになってくると、インテリアは落ち着いた感じで、遊び心はありませんが、その分高級感というものの演出はうまくできているのではないでしょうか。(あくまでも高級感ですが。)

さて、実際に運転してみた感じですが、重量感がかなりあると感じました。その重量感が安定した走りと高級感の演出に繋がっているのかなと思いながら試乗していたのですが、重さのせいで、少しブレーキに頼りなさを感じました。もしかしたら、急激な効きを嫌っての設定なのかもしれません。慣れでこの辺りは気にならなくなるのではないかと思いますが、もう少し最初からブレーキがガツンとかかってくれる方が個人的には安心して乗れるのではないかと感じます。あとは、後方の遮音性が少し気になりましたが、こういったハッチバックの車はどうしても外の音が入り込みやすくなっていますね。それでも、そこまでひどいわけではなく、セダン等の車と比べれば気になるという程度なので、そこまでのウイークポイントにはならないです。コーナーを曲がる際のロールなども特に気になることもなく、かなり良い出来だと感じました。

なお、現段階で注文しても、ハイブリッド車、ガソリン車とも納車は来年の2月以降とのことなので、その人気の高さが伺えます。