Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

KTM X-Bow GT-XR デビュー

GT2 レーサーのロードゴーイング

KTM は X-Bow GT-XR を発表。GT2 レーサーのロードゴーイング版として機能させます。独特の開閉機構を備えたキャノピーを有したプレート付きのレーシングマシンは、「ストリート向けの最も妥協のないスーパー スポーツカー」と謳われています。

2008年に発表されたX-Bowの歴史の集大成とでも言えるこの車両は、フル カーボンファイバーモノコックによって構成されています。

GT-XRの車重はわずか1,250kg(乾燥重量)。1回の給油で約1,000kmの航続可能距離を実現し、そのため燃料タンクは96リットルを収容できる大容量タイプを備えています。

 

キャノピーとアウディ製エンジンを備えたロードリーガルトラックトイ

その独特なキャノピーは電動で、高級車のドアやトランクのようなソフトクローズ機能さえ備えています。乗降の際はこの様にキャノピーをオープンすることと思われます。

一応サイドのウインドウもオープンすることができる様ですが、走行中に開けることは難しそうです。

KTM X-Bow GT-XRの心臓部ともいうべきパワーユニットは、アウディ製2.5リッター直列5気筒TFSIエンジンです。ターボチャージャー付きのこのユニットは、6,350rpmで493馬力(368kW)の最高出力と、5,550rpmで581Nm(429ポンドフィート) の最大トルクを発生します。このパワーは7速デュアルクラッチオートマチックトランスミッション(DQ500)を介して路面に伝えられます。言うまでもなく、この車は後輪駆動であり、最適な電力供給のためにリミテッド スリップ ディファレンシャルを誇っています。

停止状態から100 km/hに達するのかかる時間はわずか3.4秒、最高速度は280km/hとなっています。最新のスーパーカーの数値と比べてしまうとそれほどでもないように思えますが、KTM X-Bow GT-XRの魅力はそういった数値以外にあることは周知の事実でしょう。

下側の損傷を避けるために、オプションでフロントアクスルに油圧リフティングシステムを装備することができます。

ホイール及びタイヤサイズは、フロント19インチ、リア20インチ。OZ Racingホイールに、それぞれ 235/35 R19 および 295/35 R20 タイヤを装着しています。

価格やその他のスペクについて

サスペンションはザックス製ダンパーを採用し、ドライバーは前後とも車高調整が可能。KTMは、重量が前後44:56に分散されていると発表しています。ただし、セラミックブレーキはオプションでの設定となっています。フルカーボンファイバーのボディはハンドペイントで、内側にはバケットシートが2つあり、ミラーの代わりにサイドカメラで撮影された映像がスクリーンに映し出されます。

他の X-Bow 派生製品が製造されているグラーツの工場で製造されたAudiパワーユニット搭載モデルであるGT-XRの価格は、オプションを除いて284,900ユーロとアナウンスされています。これらには、ステンレス製の排気システム用の触媒コンバーターサイレンサーに加えて、センターロックホイールが含まれます。