Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

Lunazが手がけるアストンマーティンDB6 EV

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Lunazはクラシックな英国車のEV変換を専門とする英国のブランド

LunazはアストンマーティンDB6の直列6気筒を取り外しEVへと変更するプログラムを提供し、2023年の第3四半期にデリバリーを開始すると発表しています。その価格は100万ドル以上ということで、かなりの高額となっています。また、クライアントが希望する場合、同社はアストンマーティンDB4およびDB5についても同様のサービスを実施するとしています。

オリジナルのエンジンは保存

車両はコンクール品質に完全に復元します。外観のみでは、これがEVに変換されたアストンマーティンであるとすぐ判断することは難しいでしょう。Lunazは将来、所有者が車両を元の仕様に戻したい場合に備えて、元のエンジンと駆動系をそのままの状態で保管できるようにするとのこと。通常、この手の車はノーマルが好まれるので、そもそもEVにして維持するという顧客がどれほど存在するかわかりませんが、場所によっては完全に内燃機関搭載車が走行不可となる場合も考えられる時代なので、こういった仕様を求める人が出てくる可能性もゼロではありません。

EVコンバージョンの仕様

同社はEV化DB6のパワートレイン仕様について、「車は、クラシックカーの要件と活発な初期加速を組み合わせる」と語っています。以前のLunazモデルと同様に、このモデルのバッテリー容量は80キロワット時から120kWhの間に設定されることとなる様です。満充電時の最大走行距離は410kmとなる見込みです。

Lunazはまた、新しい電動パワートレインに合わせてブレーキ、サスペンション、ステアリングを調整します。エアコン、ナビゲーション、インフォテインメントシステムなどの最新の設備を追加することも可能とのこと。環境に拘る顧客については、リサイクル素材由来のカーペットやその他の持続可能な素材などを指定することも可能とのことから、これも環境ビジネスの一面があると言えるのでしょう。