RS3の過激さは2022年モデルでも健在
アウディRS3の最高出力は394馬力（294キロワット）、最大トルクは369ポンドフィート（500ニュートンメートル）。最高出力に達するのは、前世代のRS3よりも早く、5,600〜7,000rpm。トルクについては幾分向上しており、15lb-ft（20 Nm）上昇しています。2.５リッター直列5気筒エンジンで発生するパワーは、7速デュアルクラッチトランスミッションを介して4輪すべてに伝えられることとなります。
RS３の最高時速は290km/hで0-100km /h加速は3.8秒となっています。
ティザー画像の車両に描かれた1−2−4−5−3はエンジンの点火順序
1−2−4−5−3という数字はエンジンシリンダーの点火順序を表したもので、5気筒エンジン搭載車であるということを意味しています。
現在では他のメーカーで採用されることがほぼ無い5気筒エンジンですが、アウディは特別なスポーティモデルにこの5気筒エンジンを搭載することが珍しくありません。ちょうど同社のR8やランボルギーニ ウラカンのV型10気筒エンジンの片バンクのみを取り出した様なエンジン。かつてはホンダやメルセデスも5気筒エンジンを採用していた事がありますが、今となってはアウディくらいでしょうか。
ドリフトモードを搭載
アウディドライブセレクトコントローラーには、スポーツ走行用に2つのモードが用意されています。コンフォート、オート、ダイナミック、効率に加えて、リアアクスルに可能な限り多くのパワーを供給し、ハンドリングのバランスを取り、アンダーステアを減らしてラップタイムを短縮するRSパフォーマンスモードがあります。一方、専用のRSリアモードは、車の後部へのトルク分割を最大化し、ドライバーが制御可能なドリフト走行を可能にします。またモードの変更によりステアリングに伝わる荷重や、スロットルレスポンス、サスペンションの剛性も変更されます。
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