フォルクスワーゲンはフォーミュラEを含むすべてのモータースポーツから撤退すると発表しました。
現在モータースポーツ部門で活躍するスタッフは、現在の活動終了後にそのままフォルクスワーゲンに帰属するとのことなので、今までモータースポーツで培った技術はそのままフォルクスワーゲンの今後の経営に生かされることになります。
フォルクスワーゲンがモータースポーツから撤退する理由は、さらにエレクトリックに注力するためとのことですが、最近のフォルクスワーゲンの動向から察するに、本気でEVで覇権を取ろうとしているのだろうという事が伺えます。
しかし、フォルクスワーゲンがモータースポーツから撤退するからと言って、フォルクスワーゲングループ傘下のブランドがモータースポーツから撤退するわけではないようです。つまり、日本のメーカーで例えるなら、トヨタがモータースポーツから撤退するとした場合でもレクサスはモータースポーツに参戦し続けますといったような感じでしょうか。従って、ポルシェやアウディはレースを続けるといった格好になります。
このままフォルクスワーゲンは大半をEVに置き換えて、ガソリン車は他のブランドに任せる形なのかどうかはまだ未定ですが、今後の自動車業界の変革は気になるところです。
なお、ポロR5自体の生産は2020年で終了となるとのことですが、ポロGTIR5ラリーカーとゴルフGTITCRツーリングカーのスペアパーツは長期的に供給するとの事です。