それはアメリカ市場のために
マクラーレンセイバーですが、15台すべてが北米市場向けに生産されるとのこと。
エンジンは、おそらくマクラーレンセナに搭載されているタイプと同様の4.0リッターV型8気筒にツインターボの組み合わせと思われます。プレスリリースでは、824 hp(606kw)のパワーと800Nmのトルクを生成するという情報のみが発信されていますが、その他の詳細については明らかにしていないようです。
マクラーレンのアナウンス
「MSOのマクラーレンセイバーは、マクラーレンオートモーティブの特注部門であるマクラーレンスペシャルオペレーションズが製造した顧客委託のハイパーカーです。15の例があり、すべて米国市場向けに設計され、連邦法に準拠しています。
マクラーレンスペシャルオペレーションズのデザイナーとエンジニアが個々の顧客と緊密に協力して作業するMSOの特注コミッションプロセスに従って開発された、MSOの各マクラーレンセイバーはユニークです。
MSOによる最初のマクラーレンセイバーは現在、米国の所有者の元にあり、残りのデリバリーは今後数ヶ月で行われます。
MSOの特注コミッションの超独占的な性質を反映して、マクラーレンは個々の車の詳細を開示せず、公開されている情報のレベルは顧客によって決定されます。」
これを基に考えれば、MSOの手によって全てがそれぞれの顧客に対してそれぞれカスタマイズされ、すべてユニークな個体(同じ個体が存在しない)、最初のモデルは既にデリバリーされ、残りについても数か月以内にデリバリーが完了するという事でしょう。
マクラーレンも最近は限定車が多い
フェラーリやランボルギーニに比べると、限定車のイメージは薄いかもしれませんが、このセナベースのヴァージョン違いはちょっと需要に対して供給が多いような気がします。通常、限定車は価格が上がる傾向にありますが、セナベースのモデルについてはどのように推移していくかわかりません。
最近はすっかり大富豪の投資目的になってしまったスーパーカーですが、限定車を出しすぎると、その価値が失われてしまうので、オーナーにとっては限定車の乱発は嬉しくない話かもしれませんね。