Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

フェラーリ250GTOがオークションへ

サザビーズ主催のオークションで高値を更新するか

この車両は、1962年のニュルブルクリンク1,000kmレースでクラス優勝を果たし、2011年のアメリカアイランドコンクールデレガンスではベストオブショーを受賞しています。

フェラーリ250GTOは2018年に4,840万5,000ドルで落札され、最も高額な車両としての記録を保持しています。

この特別な1台が、まもなくRMサザビーズから売りに出される予定となっています。過去に付けた4,840万5,000ドルの価格を超える可能性は充分にあります。

34台のGTOのうちの1台

250GTOは、通常300馬力を発生する3.0リッターV型12気筒エンジンが搭載されていました。しかし、このモデルは1968年に新たなレギュレーションに適用させるために、4.0リッターV型12気筒エンジンを搭載したモデルで、プライベートレーサーに販売されず、スクーデリアフェラーリがオフィシャルチームに使用した唯一の1台となりました。

250GTOの栄光と苦悩

通常モデルの300馬力から390馬力まで高められたエンジンを搭載したこのマシンは先にも書いていますが、1962年のニュルブルクリンク1,000kmレースでクラス優勝を果たしています。そして、総合では2位の成績を収めています。

しかし、ルマンでは苦戦を強いられます。予選では4位という高ポジションを獲得していますが、レース中にエンジンがオーバーヒートを起こすトラブルに見舞われました。

スクーデリアフェラーリでその役割を終えたこの250GTOはエンジンも3.0リッターへ替えられ、標準仕様に戻されたのちにプライベーターへ売却されました。

数人のオーナーを経て1985年にオハイオ州のオーナーが入手。彼はヴィンテージカーレースを楽しみ、2011年のコンクールへ出展してバストオブショーを受賞するなど、車両、オーナーとも充実した時間を歩みました。

11月13日にRMサザビーズから販売されるこの車両は、歴史的なさらなる高値を更新するのかに注目が集まります。