- 2023年からWECトップカテゴリーハイパーカークラスに参戦
- フェラーリのジョン・エルカーン会長のにコメント
- シャルル・ルクレールは、将来的にル・マン24時間レースに参加したい
- フェラーリがプロトタイプマシンを開発するのは、フェラーリ333 SP以来
2023年からWECトップカテゴリーハイパーカークラスに参戦
フェラーリは、2023年から独自のハイパーカーを使い、ル・マン24時間レースを含めたWEC耐久レースに参戦することを発表しました。
勿論参戦するために用意するのは自社製のハイパーカー。
これによりフェラーリは、耐久レースの最高峰でトヨタ、プジョー、グリッケンハウス、バイコレスらとハイパーカーの開発競争を繰り広げるこになります。
フェラーリのジョン・エルカーン会長のにコメント
「70年以上に渡り世界中のサーキットでレースをしてきた我々は、最先端の技術を探求することで、クローズドホイールのマシンを勝利に導いてきた」
「そういった革新的なものはサーキットから生まれ、マラネロで生産される全てのロードカーを特別なものへと変えてくれる」
「世界の主要なモータースポーツイベントの主役となるため、フェラーリは新しいル・マン・ハイパーカープログラムによって、もう一度この競技に全力を注ぐことを誓う」
今回の発表の中では、特に参戦する車両の名称やレースに参戦するドライバーの名前などは発表されていません。
シャルル・ルクレールは、将来的にル・マン24時間レースに参加したい
「僕はル・マンが好きだ。これまでずっとル・マンのファンだったんだ」
「チャンスがあれば喜んで参加するよ」
「現時点では、主な焦点はF1だ。でも繰り返しにはなるけど、機会があれば当然参加したいに決まっている」
フェラーリからF1に参戦しているシャルル・ルクレールは、昨年に行なわれたバーチャル・ル・マンに参加し、その際に「いつか本物の方にも出たい」とコメント。
2021年シーズンに向けたフェラーリのローンチイベントでルクレールは、現在力を入れるべきはF1だが、将来的にフェラーリのドライバーとしてル・マンに参戦するチャンスがあれば喜んで引き受けたいとコメントしています。
フェラーリがプロトタイプマシンを開発するのは、フェラーリ333 SP以来
フェラーリがル・マン24時間を最後に制したのは通算9回目の総合優勝を飾った1965年のこと。
現在もGTEクラスからWECに参戦していて、2019年のル・マンでは、AFコルセのフェラーリ488 GTE EvoがLM-GTE Proクラスで優勝しています。
フェラーリがプロトタイプマシンを開発するのは、フェラーリ333 SP以来。このマシンは1994年から2003年にかけてレースに出場していますが、残念ながらル・マンで優勝を飾ることはできていません。
F1とはまた違った難しさがあるのがWEC。特にル・マン24実感レースは終盤まで何が起こるかわからないレース。その最高峰のクラスに「挑戦するのですから、俄然盛り上がります。
可能であれば、フォードもハイパーカークラスに参戦して欲しいと思うのは、ル・マン24時間レースのファンの思いですね。