GR Yarisがニュルブルクリンクを7分56秒台で走行したとのこと。
そして、驚くべきは、ストックの状態、つまり販売されるそのままの状態での走行だという事です。
さすが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースにも積極しているGAZOOレーシングというだけの事はあります。
貸し切り状態ではなく、一般車も走行している状況下でこのタイムという事ですから、その性能に驚かされます。
ニュルブルクリンクは、ご存じのとおり、大小のコーナーと高低差のあるコースで、高いトップスピードを要求されるストレートが存在することから、加速力と最高速の両方を要求されるサーキットとなっています。このクラスの車両だと、後半のストレートの最高速がそれほど期待できないと思われるので、このタイムは素晴らしいです。
久々に、ワクワクしたニュースになりました。
GR Yarisがこのようなタイムを出すと、高額なスポーツカーやスーパーカー、スペシャリティーなスポーツセダンというものが必要ではないという意見も出てくるかもしれませんが、それはそれぞれの価値観の違いであり、悩ましいところではあります。多様化して、コストパフォーマンスだけで語ることのできない自動車ですが、同程度の記録を持つスーパーカーオーナーにとっては、勘弁してくれという声が聞こえてきそうなタイムですね。