Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

2大メーカーがブレーキングを変える

ブレンボミシュランによる共同研究

ブレンボの新しいブレーキシステムであるSensifyを中心として展開されます。これまでもブレーキバイワイヤシステムは存在していますが、これはブレーキペダルから電子ブースターに信号が送られ、そこからキャリパーに油圧が配分されるという従来のシステムと同じ仕組みですが、Sensifyは少し異なります。このシステムはブレーキペダルから制御ユニットに信号を送り、そこから車両の各コーナーにおけるブレーキのパワーを可変制御します。これを実現させるのに2種類の方法があります。ひとつは油圧式で各ブレーキに専用のマスターシリンダーが設けられ、ブレーキ制御ユニットからの信号を受信する電動モーターによって作動します。もうひとつはキャリパーに電動モーターを内蔵し、ブレーキフルードを使用せずにバッドを動作させる方法です。理論的にはこのふたつを組み合わせることも可能です。例えば前輪に油圧ブレーキ、後輪にモーター式のブレーキを使用するといった具合になります。

ミシュランはソフトウェアによりさらにレベルを引き上げる

ミシュランはこれを次のレベルへと引き上げる支援を行なっています。同社のソフトウェアから得られるデータはSensifyが収集する情報と統合され、タイヤのグリップを非常に正確にリアルタイムで推測します。

 

ミシュランのタイヤ事業責任者はSensifyが提供するデータに基づいてタイヤの4種類のパラメータをリアルタイムで特定する事ができると語っています。タイヤの荷重、摩耗レベル、空気圧、そして温度。これらのパラメータを用いてあらゆるブレーキシステムにとって極めて重要なタイヤの設置係数を特定して、計算する事ができるとしています。

ミシュランがブレーキシステムの向上ににどの様に関与できるのかと思っていましたが、なるほどこれなら納得がいく連携だと思います。

重要なのは瞬時に情報がシステムに提供できるかということ

このシステムにとって重要なのら、この精密な物理知識がいかにしてSensifyに瞬時に提供されるかという事です。ブレンボの研究開発責任者であるイグナシオ・アルバレス・トロンコソ氏はそれがSensifyの意思決定に大きな違いをもたらすとしています。

両者はシミュレーションから着手し、実走実験は昨秋にミシュランの試験場で開始されています。これまでのところ両社の発表した唯一の数値は標準のABSシステム搭載車と比較して約4.1メートル制動距離が短縮されたされるものです。試験は新品タイヤと摩耗タイヤ、適正空気圧と空気圧不足、乾燥路面とウェット路面で実施されたという事です。

この共同プロジェクトは始まったばかりだとトロンコソ氏は語っていますが、Sensifyは2026年に市販車に搭載されて市場投入される予定となっている様です。