ベースはメルセデスAMG SL63
ブラバスいつも尖ったデザインのカスタムを施した車両を製作しますが、ここまでの作品はこれまでにも無かったのではないでしょうか。シューティングブレークを作成するならわざわざこの車両を選ぶ必要がないのではと感じますが、それでもやるのはブラバスらしいところなのかもしれません。
ボディーはカーボン製
ブラバスはボディー全体をカーボンファイバー製の新しいものに交換しました。フロントフェイスは空力を味方につけるため、派手なスポイラーが取り付けられています。サイドスカートからリアセクションへ繋がるラインもうまく処理されていて、初めからこのデザインの車両だったのではないかと思えるほどです。当然リアハッチバックも問題なく機能します。
スペック
当然エンジンにも手が加えられており、メルセデスのツインターボエンジンを4.4リッターまで引き上げています。エンジン単体での出力は758馬力、エレクトリックモーターはおよそ200馬力を発生します。システム合計出力は985馬力で、9速オートマチックトランスミッションを介してそのパワーは路面へと伝えられます。0-60MPH加速は2.7秒と、標準仕様の車両より僅かに速いタイムとなっています。最高速度も若干引き上げられ、電子制御により317kw/hとなります。
インテリア
インテリアも一新されているようですが、ブラバスの他のプロジェクトと比べると、そこまで過激なことはしていないようです。カーボンファイバーやアルカンターラ、キルティングシートがふんだんに使用されています。白いステッチが青い照明と相待って、クールな印象を与えています。
ブラバスは生産目標や価格については言及していないため、このあたりの情報については不明確ですが、多くの台数を生産することはないと思われます。