やはりセダンも健在だった
今回発表されたクラウンは全4種類。予想どおりセダンも発表され、発売されることになりました。
今回4種類のボディータイプが発表されましたが、まずはじめに発売されることになったグレードはクロスオーバーの1タイプのみとなっているようです。SUVタイプとして噂されていたクラウンが最初に販売される形となりました。
クロスオーバーのグレードはRS、G、Xの3種類。この3グレードの中で、X以外は装備によってまた種類が設定されており、RSには標準とAdvance、Gには標準とAdvanced Leather Package、Advance、Leather Packageが設定されています。
この中でまず販売が開始されるのは、最上級グレードのRS Advanceのみの様です。そのほかのクロスオーバーについてはトヨタのアナウンスでは2023年1月以降に生産が開始されるとのことで、すぐに手に入れたいという人は640万円の最上位モデルを注文することになります。この辺りは商業的な戦略ということで、スタンダードのグレードを購入する場合はしばらく待つ必要があるという事でしょう。
発表された4種類のボディータイプ
クロスオーバー
おそらく今回1番力を入れているからこそ初めに販売開始したモデルと思われるクロスオーバーです。若々しいデザインとなっていて、今までのクラウンオーナーよりも若年層を相手にという想いが伝わってきます。
セダン
やはり登場したセダン。従来型と比較すると、トランク部分が独立していないようなデザインです。画像を見る限り、ファストバックスタイルではない様ですが。


エステート
従来のステーションワゴンではなく、リフトアップされたクロスオーバータイプのエステートワゴンになっています。


スポーツ
スポーツというよりも、こちらの方が一般的なSUVの形状をしています。今までのモデルだと、クラウンのスポーツモデルといえばアスリートでしたが、こちらはスポーツ・ユーティリティー・ビークルとしてのスポーツモデルといったことになるのでしょうか。


思うところはみんなあるだろう
僕が1番気になるのはそのボディー形状の違いによるラインナップではなく、エンジンが横置きにされた、FFベースであるということ。一応全車種E-Fourという4WDシステムを備えた4WDモデルになるのですが、セダンにもこの様式が採用さるのであれば本来のクラウンというモデルの意味がないのではないかということです。全てのモデルがE-Fourなので、FFではないという主張なのでしょうが、それならカムリで良いのではと思ったりもします。
また、個人的に思うところなのですが、今回7月初めにランドクルーザーの受注停止を決定したことは、このクラウンの登場に合わせての発表の様な気がします。そして、このクラウンはこのモデルからワールドワイドな展開をするということなので、トヨタはどうしてもこのクラウンを売りたいという意気込みで開発してきたのかもしれません。世界で販売するということは良いと思いますが、クラウンファンの日本人がそのせいで長期の納車待ちをしない様に購入できることを願います。