2024年モデルとして追加か
TVRのV型8気筒スポーツカーであるグリフィスですが、エレクトリックスポーツカーのラインナップを計画している様です。
しかし、70周年記念モデルとして発表された3代目グリフィスは当初予定されていた2020年納入の目標も達成されず、未だに販売される様子もないため、本当に販売されるかというのは定かではありませんが、現在その様な計画で進んでいるとの噂です。
TVRグリフィスとは
初代
北米でのディーラー権を獲得したジャック・グリフィス率いるグリフィス・モーターズが、自らのファクトリーで製作したマシンがグリフィス誕生のきっかけ。当時の1960年代前半はACコブラの成功によりアメリカンスポーツカーが流行となっており、グリフィスもその影響により誕生したと言われています。
TVRは、グリフィス200という名称で1963年からモデルに加え、1965年にグランチュラがマークIVにモデルチェンジすると、それをベースにしたグリフィス400にモデルチェンジがなされました。しかしシャーシに改良を施したにも関わらず、最後まで良好な操作性を確保できず、400の発表から1年も経たない1965年に生産を終了しています。
2代目
ピーター・ウィラーがTVR社長に就任して以来、TVRは次々に斬新的なニューモデルを発表していった。その中の1台として1992年に発表されたのが、2代目のグリフィス。
エンジンはローバー・V8エンジンをFRレイアウトで搭載。最初の頃は排気量は4.0L程度だったが、次第にパワーが向上し、最終的には5.0Lまで向上した。さらに1tほどの軽量なボディと組み合わせることで、かなりスパルタンなマシンに仕上がっていました。
3代目
今回の記事の車種となるのがこの3代目。
TVR創立70周年を記念して開発されたモデルで、デザインは元ブラバム・マクラーレンのデザイナーとして知られるゴードン・マレーの事務所が当初担当していました。
エンジンはフォード製の5.0L V型8気筒にコスワースがチューニングを施したものが搭載され、最高出力は500 PS以上、0-60 mph加速は4秒未満。最高速は322 km/h以上と発表されました。
車体の各部にカーボンファイバー製部品を多用することで軽量化を実現し、車重は1250 kg未満に抑えられ、前後で50:50という理想的な重量配分を実現しています。