本格的に電動化に取り組むフェラーリ
最近米国で公開された特許で、ハイブリッドまたはエレクトリックスポーツカーに対応すると考えられるシャーシ設計に関するフェラーリの特許となっています。
この画像で確認できる複数のバッテリーパック。それらをフレームとカバーの間に挟むデザインとなっています。
このデザインの詳細は、バッテリーを取り付けるスペースを確保しながら、シャーシの剛性を維持することができるデザインとのこと。車両を支え、バッテリーを保持するベースに取り付けるためのフレームを構成します。部品は一緒にロックされて、車両の床をと統合された構造となっています。
複数のバッテリーを搭載するレイアウト
下の画像を確認するとバッテリーのレイアウトが最もわかりやすくなっています。図では、BT1は最初のパックを指し、BT2は2番目のパックを指します。
最初のバッテリーパックはコクピットスペースの下にありますが幅が広く、高さが非常に低いため、ドライバー用のスペースを確保できるようになっています。
コクピット後方には、2番目のバッテリーパックが搭載されます。
こちらは高さのあるバッテリーとなっています。
この特許についてWeb上ではハイブリッド車またはフルEVのいずれかで機能すると語られています。確かにエンジンを搭載するスペースが2番目のバッテリーの後方にあるように見受けられます。しかし、かなりの発熱量があるフェラーリのエンジンがこんなにバッテリーの近くに搭載されても本当に大丈夫なのかということが気になるのは僕だけでしょうか。