イエローとブラックが特徴的なルマン24時間レースを制した956のカラーリング
956がルマン24時間耐久レースで勝利を収めた1985年のボディーカラーにペイントされたポルシェ911GT3が公開されています。
レース用の956と同じ7番のゼッケンナンバーが描かれた仕様となっています。
オーダーしたのはパオロ・バリッラ
およそ36年前に956のハンドルを握ったイタリアのレースカードライバーであるパオロバリッラによってオーダーされたこのポルシェ911 GT3。
このGT3の元となったポルシェ956はドイツ人ドライバーのクラウス・ルートヴィヒとルイス・クラージェスと共に、サーキット・デ・ラ・サルトを374周して勝利を収めた車両です。
車の製造に要したのは3年
991.2世代のGT3で作業が開始されました。製造に要した期間はおよそ3年間という長い期間。この間ずっと、彼はビルドのプロジェクトマネージャーであり、ポルシェエクスクルーシブマニュファクチュアおよびスタイルポルシェデザイン部門と緊密に協力していました。白と黒のアクセントが付いたサマーイエローで仕上げられたツフェンハウゼンのユニークなスポーツカーは、1980年代半ばのオーナーのモータースポーツの成功を刻んだものと言えます。リアウィングとギアレバーはこのモデル専用で、Bピラーのバッジ。ヘッドレストにはルマンのサルトサーキットが描かれています。


内部には、主に黒いキャビンに1980年代のレースカーのシルエットの「956ルマン」シルプレートがあり、そのギアレバーはレースカーで使用されているマグネシウムボールに似ています。
その上部は、レトロな見た目とするためにアルミニウムから削り出され、研磨されています。
価格の詳細は明らかにされていませんが、パオロ・バリッラが関わって仕上げられたこの車両の価値は、価格に変えることのできないものがあることに違いはないでしょう。
フォーブスが10億ドル以上の価値があると表現していることにも頷けます。