イタリアのテックウィークで会談
フェラーリのCEOは同社のスーパーカーに自動運転が搭載されることは望んでいない様です。このイベント中にテスラのCEOイーロンマスクと会談した際に、フェラーリの暫定エグゼクティブチェアマン兼CEOのジョンエルカーンは自社のスーパーカーに自動運転が搭載されることとなれば、それは悲しい出来事だと語っています。
このテックウィークへ参加についてですが、フェラーリCEOのElkann氏は直接このイベントに参加、テスラCEOのイーロンマスク氏はビデオフォームを利用して参加したとのことです。
今後のフェラーリに自動運転は必要か?
今後フェラーリ製SUVことプロサングエの生産を控えている事を考えれば、自動運転を望むユーザーは確実にいると思われます。しかし、フェラーリ製スーパーカーに乗る際は自分でステアリングを握ってこそという思いは消えないでしょう。そう言った意味では、フェラーリが自動運転を採用しないということは当然だと感じます。
EV化への未来と電力供給問題について
この2人のディスカッションでは現在のエネルギー問題に関しても語られています。EV化へ避けて通れないのは充電用の電力についてでしょう。
現在の脱原子力についてのスピードは驚くべきものがあると語っています。しかし、原子力発電について否定的というわけではなく、十分にクリーンで安全な発電方法であると捉えられる発言もあったようで、もし、現時点で全ての自動車がEVへと替わってしまえば、当然原子力発電なしでは運用できないということもわかっているものと思われます。
個人的な考えとなってしまいますが、電力不足が発生すれば、いくらクリーンなエネルギーを使って走らせる自動車があったとしても、自家用自動車を現在のように乗ることは今以上に難しくなるのではないかと感じており、内燃機関を採用する自動車を排除するだけでは、CO2削減についての問題は解決しないのではないでしょうか。