Gクラスのエレクトリック版がコンセプトモデルとして登場
本格SUVとしてその知名度が高いのはトヨタランドクルーザーとメルセデスベンツGクラスではないでしょうか。そのメルセデスベンツGクラスのエレクトリック版とも言えるGQEのコンセプトモデルがミュンヘンモーターショーでデビューしました。
将来的にはフルエレクトリックラインナップに置き換わる?
内燃機関を持つ自動車への規制が厳しくなっているヨーロッパにおいて、全ての自動車がエレクトリック化へ向かうということは時代の流れなので仕方がないことなのでしょう。この本格的4WDオフローダーも例外ではは無いようです。
フルエレクトリックでオフロードを走破するという事が難しいという事は想像に難くありません。走行性能そのものの問題はなくても、砂漠などを駆け抜ける際に、ガソリンやディーゼルと言った燃料を使用する自動車であれば、予備の燃料さえ積載していれば、それ程燃料に関してナーバスになる事は無いでしょう。しかし、その走行する状況によって走行距離が大幅に減少してしまうEVは、砂漠などの電源を確保することが難しい場所を走行する場合、まだまだ不安要素が多く、実用的かと言われれば疑問も残ります。
メルセデスが目指す未来
メルセデスを始めとする多くの欧州自動車メーカーは、それでもエレクトリック化について進めなければならない事には変わりありません。少しでも航続距離を伸ばすため、今後も改良が加えられながら量産モデルとしてデビューする事でしょう。
EQGコンセプトのデザイン
Gクラスの特有の大胆なフロントグリルはブラックパネルのメルセデスベンツのエレクトリックシリーズのそれと同様のデザインが採用されています。
ヘッドライトはLED、リアのランプ類もLEDとなっていますが、この辺りは特に珍しいわけではなく、全体の雰囲気は現行のGクラスのと同様のボクシーでマッシブなイメージはそのまま採用されて、Gクラスとして違和感のないデザインになっています。EVと言えど、斬新なデザインを採用せず、現行のイメージを持たせているというのは、それだけメルセデスがこのデザインを大切にしているということがわかります。