オーナーにはドライブを楽しんでもらいたい
新型フェアレディZは3.0リッターV型6気筒エンジンを搭載し、最高出力400馬力(298kW)と最大トルク475Nmを発生します。このクラスの価格帯のスポーツカーとしては十分にパワフルなものとなっています。
しかし、フェアレディZのチーフエンジニアは、その先の数値に見えない部分を重視しているようです。
マニュアルトランスミッション搭載モデルをラインナップした意味
本当に速く走るのであれば、マニュアルトランスミッションよりもオートマチックを選んだ方が有利な時代となってからしばらく経ちますが、それでもマニュアルトランスミッションを用意するということは、それだけ運転フィーリングを楽しみたい人がまだそれなりに居るからだと考えます。メーカーは、どちらか一方のみのラインナップの方がコストパフォーマンスが良いはずです。
新型フェアレディZにマニュアルトランスミッションを設定したということは、それだけオーナーに運転を楽しんでほしいという事の現れなのかもしれません。
日本版の発表はこれから
まだ日本向けのフェアレディZについての詳しいアナウンスはありません。日本では、この冬発表の予定となっています。形式番号が34となることから、実質的にはマイナーチェンジとする見方もあるようです。日本での販売価格についてもまだ発表されていませんが、おそらマニュアルトランスミッション搭載モデルは設定されるでしょう。
日本でどれだけ販売が伸びるかというのは、あとは価格次第ではないかと考えますが、オーナーにドライブを楽しんで欲しいという思いは価格にどの様に反映されるか気になるところです。