ランボルギーニウラカンスーパートロフェオEVO2発表

３番目のウラカン・スーパートロフェオが発表

ランボルギーニのモータースポーツ部門であるスクアドラコルセからの発表されたウラカンの新作は、Huracan Super Trofeo EVO2と名付けられ、2022年シーズンから開催されるレースシーズンより参戦することとなります。

前輪から覗くのは分厚いスチールディスクで、現在はHuracanEvoよりも390mmまたは10mm大きくなっています。キャリパーも改良され、ブレーキ性能を向上させるために表面積の大きいパッドが採用。自然吸気の5.2リッターV型10気筒エンジンで発生される612馬力ものパワーは、6速シーケンシャルギアボックスを介して後輪に伝えられることとなります。

ウラカン・スーパートロフェオが発表されたのが7年近く前。その3年後、ランボルギーニはトラック専用V10マシンのEVOバージョンを発表し今回発表されたスーパートロフェオチャンピオンシップに参戦するレースカーは2回目のアップデートを実施したことになります。

さらに空力が進化したデザインへ

開発中の主な優先事項は、空力を微調整してボディを以前よりもさらに滑らかにすることでした。前後にスリムなLEDライトが採用されています。また空力だけにとらわれるのではなく、ブランドイメージであるのヘキサゴンデザインをしっかりデザインテーマに盛り込んでいるのはランボルギーニらしいところです。

カラーリングと相まってかなりカッコいい

今回発表された画像ではマットのオリーブカラーと相まってかなり迫力のあるものとなっています。テールライトを囲むフレームをよく見ると、カウンタックのオマージュであろうと思われるデザインが採用されているのも興味深いところです。

カラーや前後のLEDランプに目が行きがちですが、フロントスポイラーのデザインは、現在ニュルブルクリンクのラップレコードの更新を目論む究極のウラカンであるスーパートロフェオオモロガタとのデザイン的なつながりを連想させます。その他、新しくデザインされたエアインテークは、以前よりもさらに気流を最適化するものと思われます。

累計生産台数は500台に達すると推測される

2014年のHuracanSuper Trofeoの発売以来、ランボルギーニは400を超える例を作成しており、Squadra Corseは、EVO2のリリースにより、レースカーの人気が数年で500台に達すると考えています。

ランボルギーニは、5月28日にフランスのルカステレで開催されるポールリカールトラックでのスーパートロフェオヨーロッパシリーズの第2ラウンド中に、フラカンスーパートロフェオEVO2を展示します。ヨーロッパ市場の価格は税抜きで250,000ユーロ（306,000ドル）から。 Evoバージョンの所有者は、来年初めからEVO2仕様への変換キットを入手できるようになります。

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