バッテリーのバージョンは2種 パワートレインの構成は複数
フルエレクトリック自動車のフラッグシップモデルとして生産されるEQSに搭載される多くのテクノロジーの詳細を発表しました。
EQSセダンはEQE及びそのSUVを含むいくつかのモデルで採用されるEVAプラットフォームに基づいて生産されることとなります。
バッテリー性能
最大航続可能距離はバッテリー容量によって異なり、770km走行可能となる容量が107.8kWhのバージョンと640km走行可能な容量90kWhのバージョンの2種類が設定されます。107.8kWhのバージョンはバッテリーモジュールを12個、90kWhのバージョンはバッテリーモジュールを10個搭載します。
また、当然ですが、これらに組み合わせられるパワートレイン等により後続可能距離が異なります。
このバッテリーの保証は最大10年または250,000KBと設定するようで、かなりの耐久性があるバッテリーと思われます。
パワートレイン
基本設計はRWDで、4MATICのAWDバージョンも設定されます。
また、ハイパフォーマンスバージョンも設定される事になります。
なお、最高時速はパワーに関わらず、210km/hに制限されるようです。
・EQS 450+: RWD versions: 245 kW
・EQS 580 4MATIC: AWD version: 385 kW (255 kW rear and 135 kW front)
・performance version: "even more powerful"
全輪駆動の4MATICにはトルクシフト機能を備える
フロントアクスルとリアアクスルの間で駆動トルクをインテリジェントかつ継続的に分配し、最も効率的なeATS(エレクトリックドライブトレイン)が使用されるように最適化。機械式全輪駆動よりもはるかに速い応答を可能とします。
充電について
DC急速充電は最大の200kW。
15分で最大300km。
また、日本(CHAdeMO規格の国)ではEQSで双方向充電にも対応となるという事です。
EQSの最も重要な機能の1つは、Navigation with Electric Intelligenceです。これは、ナビゲーションと充電インフラストラクチャおよびバッテリー管理システムのデータベースを組み合わせて、充電停止のルートアカウンティングを計画し、最大電力で充電できるようにバッテリーをスタンバイするものです。
メルセデスベンツEQSのスペック
・最大航続距離:770km
・バッテリーのバージョン:
107.8 kWhの使用可能なバッテリー容量(12モジュール、各約9 kWh)
90 kWhの使用可能なバッテリー容量(10モジュール)
リチウムイオンセル(ポーチセルまたはハードケース/プリズムセル)、
NCM811ケミストリー
400-ボルトアーキテクチャ
・0-100 km/h加速:公開されていません
・最高時速:210km/h
・パワートレインオプション:
EQS 450+後輪駆動(シングルモーター)
・最高出力:245kW
・最大トルク:568Nm
EQS 580 4MATIC全輪駆動(デュアルモーター)
・最高出力:385 kW(255kW後輪および135kW前輪)
・最大トルク:855 Nm
パフォーマンスバージョンの設定あり
・AC充電(オンボード):三相22 kW(ヨーロッパ); オプションの追加
・DC急速充電:最大200 kW;
15分の充電で最大300km走行
プラグアンドチャージ機能
・Cd値:0.20-
・EVAプラットフォーム