Mmarmaladesky’s diary

マーマレードスカイ 車の記事を中心に書いています

テスラモデル3 日本で大幅値下げ

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日本で値下げ

初めにモデル3が大幅値下げという事だけ聞いて、本国での値下げだろうと勝手に思っていたのですが、なんと日本で大幅値下げとのこと。

グレードによって値下げ価格が異なるようですが、最大で156万円も値下げされるとのことです。

 

そもそもなぜ大幅な値下げが行われるのか

考えられる理由としては、日本市場でのテスラの売れ行きが不調だという事が背景にあるという噂があります。それなりに売れているイメージがありましたが、昨年の販売台数は日本国内で2,000台に届かなかった模様。値下げすることで、競争が激化するEV市場での需要喚起につなげたい様です。日本で、2019年5月からモデル3受注を開始して以来、同モデルの値下げは今回が初めてとなります。

北米では、昨年5月主力車種を一斉に値下げしています。また世界最大市場の中国でも値下げを繰り返すなど価格変更による需要喚起を図ってきました。こういった政策が功を奏したのか、同社の昨年の納車台数は前年比36%増と大きく拡大しています。

 

値下げの幅はこうなっている

日本のテスラストアの発表によると、廉価モデルの「スタンダードレンジプラス」は511万円から429万円へと82万円の値下げとなり、「ロングレンジ」は655万2000円から499万円へとおよそ156万円(約24%)という大幅な値下げを行っています。

ただし、モデル3の最上位モデルである「パフォーマンス」の価格は717万3000円と据え置かれたままとなっています。

 

日本ではテスラの様な販売方法は難しいようだ

ネット上でもテスラの値下げは話題となっているようだが、それと同時になかなか販売数を伸ばせない理由が語られています。

どうしても価格と品質が釣り合っていないという声が聞こえてきますが、それはなんだかんだ言っても日本車の品質はそれなりに管理されており、こういった部分は日本人にとっては見過ごせない部分なのだと感じさせられます。また、システムアップデートの契約をしないと使えなくなるといった、ソフトウェア製品の様な売り方についても声が上げられています。あとは、これが一番のネックだと思うのですが、修理をするのにかなりの時間を要するという事。これは、サービスセンターが不足していることによるものだと思われますが、修理には3ヶ月待ちで、最長半年という事もあるようです。ネットで24時間365日購入可能と言っても、ディーラーなるものがほとんど存在しないテスラでは、今までアフターサービスも提供して、修理工場も兼ね備えている日本型のディーラー販売に慣れ親しんでいる人にとっては気軽に購入できないと考えるのも無理はないと思います。この辺りは、文化の違いがあるのでしょうが、こういった所のケアもできる様になれば日本での販売台数を伸ばすことが可能では中かと思います。

 

ブランドイメージは守られるのか

どちらかというと高級(高額)ブランドイメージの高かったテスラですが、こういった大幅値下げを実施することによって、既存の顧客がブランドの魅力がなくなったとして、他へ流れることも考えられます。今後数年でEVが多く世に送り出されることとなると思われますが、その時にテスラははたしてブランドイメージを守れているのか答えが出るのではないかと思います。