2020年、既に生産が終了して年数が経過しているにもかかわらず、新車で4台が正規ディーラーから販売さたという発表がされています。そもそもヴァイパーは生産後終了後すべてがソールドアウトとなったはずなのですが、それはメーカーからの在庫がなくなっただけで、ディーラー買取の分は、まだ在庫として残っていたとのことの様です。
日本でもメーカーでの生産はが終了し、メーカーのウェブサイトで新車の販売は終了となった後、今後はディーラー在庫のみの対応となりますとアナウンスされることがありますが、アメリカ市場では、プレミア化を狙ってディーラーが確保するという事が往々にあるようです。生産終了から3年以上経過しての正規ディーラーからの販売というのは日本ではそうありませんが、デッドストックとして、個人で経営している自動車店などには確かに何年も前の自動車が新車として売られていることがあります。以前僕が見た事があるのはホンダのビートで、おそらく経営者の趣味で仕入れた車両だと思われる車両が、生産終了したのち数年間、定価で(プレ値を付けずに)店頭に展示されていました。日本でもたまに出てくるプレ値を付けた未登録の人気絶版車がありますが、アメリカでは初めからプレ値を狙ってディーラーがストックしているというのも、なんともアメリカらしい発想ともいえます。