デンソーは、『プリウス』や『ノア/ヴォクシー/エスクァイア』に後付できる「ヘッドランプヒーター」を開発しました。
近年、LEDヘッドランプを搭載する車両が増えていますが、従来のハロゲンヘッドランプに比べると発熱量は低く、ヘッドライトの表面温度がそれほど上昇しません。
ヘッドライトの表面温度が上昇しないのは良い事なのではないかと思う方がほとんどでしょうが、降雪時の走行中に付着した雪が溶けず、思ったように視界が確保できないという状況になってしまいます。降雪のある地域限定の問題なのでしょうが、LEDヘッドランプが広まってきた当たり(トヨタのアクアが登場した中り)からの課題で、雪国のディーラーでは、顧客に対しての説明をしているところが多いのではないかと思います。
新製品は、外気温が5度以下になると自動で作動し、ランプのレンズに直接貼り付けたフィルムヒーター(光学粘着シート)が外気温+約50度に発熱。雪を溶かし、走行時の照度を確保するというもの。
また、フィルムヒーターの設計の工夫により、装着後の見た目への影響を軽減するとともに、照度確保に必要な融解面積を確保。
取り付け可能な車種は、2018年12月以降発売の『プリウス』、2018年7月以降発売の『ノア』『ヴォクシー』『エスクァイア』となっており、価格(税別)は2万5000円。
販売については、12月1日から全国のトヨタ系ディーラーで取り扱われるとのことです。