もう中国市場にどこまで食い込めるのかという事が最優先となっているのでしょうか。
コスト面では中国にかなわない分野が多数あります。テスラは広報部門をすでに解体しているなどと、コストのかかることを徹底的に排除していって、利益を追求しています。テスラ自体がブランド化を推し進めてきたこともあり、テスラだからという理由のみで購入する人も居るので、こういった面では成功しているのは間違いありません。
もしも部品供給元のほとんどが中国になってしまったら、アメリカ政府はどのような対応をとるのか。トランプ政権なので、中国に対する圧力が強いのか、それとも誰が大統領になっても対中国政策は変わりないままなのか、それによってテスラに対するアメリカ政府の圧力は変わってくるのかもしれません。
個人的には、中国製テスラの自動車には魅力を感じません。だからと言って、中国メーカーの車に魅力を感じないわけではありません。なんというか、思想を持たなくなってしまった車は魅力的ではないと感じてしまうという事。これについては、個人差があるでしょう。僕の場合、例えば、2代目のNSXは日本人の思想で作られた日本車ではないので、魅力を感じないという感じでしょうか。
部品が100%中国製になったからと言って、テスラの思想自体は変わらないのでしょうが、もうちょっと、アメリカらしいテスラの開発が続いてほしいと願っています。
同時に、日本のメーカも、日本国内でもう少しEVに力を入れてくれないかなと思っています。