ランボルギーニ アヴェンタドールベースの限定車かつ、初の量産型ハイブリッドカー。
エンジンは、アヴェンタドールアヴェンタドールのV12型を785psまでチューニングして、これに34psを発生するモーターを組み合わせたハイブリッドシステムとなり、合計出力は819psとのこと。
そもそも、シアンとはイタリア語でどういった意味なのかという事ですが、これは、閃光や稲妻といった意味です。
シアンのパワーユニットは、ハイブリッドシステムではあるものの多くのハイブリッドモデルの様に、リチウムイオンバッテリーに電力をを蓄積する方法ではなく、スーパーキャパシタ・ユニットを搭載しています。
ja.wikipedia.orgスーパーキャパシタはV12エンジンの前方に搭載され、減速時に蓄積されたエネルギーが、時速130km/h以下の時に、ドライバーの遺志によりパワーブーストとして利用できるようになっています。
ランボルギーニ・シアン・クーペの生産台数は63台、ロードスターは19台となっており、ヴェネーノよりはかなり多いですが、フェラーリなどの通常の限定車都市比べると、その数は極端に少ないと思います。
因みに、この63台と19台は1963年のランボルギーニ設立の年からきています。
最近、ランボルギーニはかなりの頻度で限定車を出しており、これは商業的にはしかたがないと思う一方、僕ら一般市民からしてみれば、市場にすら出てこない、ましてや実際に実物を目にすることなどもないようなモデルというのは、CGアーティストのレンダリング画像とあまり変わらないと思えてしまい、少し寂しい気がします。
実際に、シアンは発表前には完売となっています。
内装は、現行のランボルギーニのデザイン言語を踏襲しており、アヴェンタドールSとウラカンEVOのデザインを融合したものとなっているのが見て取れますね。
そろそろアヴェンタドールの後継車が発表されるタイミングだが、アヴェンタドール後継車にはハイブリッドシステムは搭載されないのではないかという見方が強いようです。