プレジデントオンラインに記事が載っていました。
50年間で55,000,000円と数字が算出されていますが、駐車場代が試算に含まれているので、所有する場所等によっては金額がかなり上下します。
また、メルセデスではなく、最近の国産普通自動車でも新車購入費用は高額になってきているので、同様の金額が必要なのかもしれません。
試算は下記のとおりとなっています。
■試算の条件
・期間:30歳から80歳までの50年間
ベンツに乗る人は一生でいくら車に払うか: 写真はイメージです(写真=iStock.com/THEPALMER)© PRESIDENT Online 写真はイメージです(写真=iStock.com/THEPALMER)
・車種:メルセデスベンツCクラスC180
・購入費用:450万円(新車)
・年間走行距離:1万km
・燃費:11.27km/L
・ガソリン代:144円
・駐車場代:2万円
・自動車税:3万9500円
・任意保険:4000円(月額)
・車検費用(重量税(7500円)、自賠責保険(1万6350円)込):14万円
・買い替え予定:8年ごと
ベンツCクラスに50年乗って5525万(都心は6725万円)
この数字を基にすると毎月平均で約9.2万円、年間費用は110.5万円という金額が維持費を含めてかかるということになります。
ちょっと突っ込みを入れるとすれば、都会暮らしでは年間1万Kmも走行するだろうかということ。
また、地方であれば駐車場代はほぼかからないという点。しかし、地方では駐車場代がかからない分、カーポートやガレージを建てる人も多いので、50年分の駐車場代マイナス300万円ほどは同様に係るのだろうと思われます。
買い替え期間が8年間というのは車好きの人にとっては長い気がしますので、もう少し詰めればもっと現実的な金額が算出されるのではないかと思われます。
この55,000,000円という金額ですが、サラリーマンの平均的な生涯収入2億円の実に1/4を占める金額です。
そこは平均収入の人がずっとベンツにこだわって50年も乗り続けることはないだろうという話になるでしょうから、あまり気にしなくても良いのかもしれません。
これを一般的な国産車に変更しても、50年も車に乗り続ければ半額程度の金額はかかると思われますので、結構な支出になります。
車を持たない選択肢もあるのではないかという意見も出ますが、いずれにせよ公共交通機関に頼ることができない地域で車が必須という場所はかなり広範囲だと推測されます。
若者の車離れが叫ばれていても、実際地方では若者も車を所有しています。また、そういった若者にアンケートをとると、男子限定ではあるものの乗ってみたい車のトップ10にはBMW、メルセデスベンツ、アウディといった高級車がランクインしてくるようです。
これが事実であれば、まだまだ若い世代も車に興味があるのだなとちょっ嬉しくなります。
世界有数の自動車メーカーが存在する日本ですので、これからの世代も是非車に興味を持ち、所有できるような国として存続して欲しいと願います。