若者の車離れという言葉について考える


若者の車離れという言葉を耳にしてからずいぶん経ちますが、その若者の車離れの具体的検証と若者のみが車離れを加速させているのか、そういったことについて自分なりに思ったことを書いてみようと思います。

自分たちだけが楽しんでしまった世代
若者が車を買わなくなったとされていますが、そもそも、若者と言われる世代の人数が減っているというのは度々記事に書かれます。そういった意味で、『車を購入する若者の絶対数』が減っているというのは間違いではないと思われます。
出生率が下がっていると言う事ですが、20代前半の親にあたる世代はというと、おおよそ50代の方なのではないでしょうか。この世代は、バブル経済真っ只中に就職をしたような年代だと思われます。若者の車離れと言う事を、数字だけでものを言うならば、このバブル世代が育てた子供たちがと言う事になります。また、この年代あたりから子供をあまり産まなくなったと言う事にもなるでしょう。自分たちは無理しても車を買ったといっている世代の一番下の世代だと思われますが、自分たちは若いころを謳歌したにもかかわらず、子供たちにはそうしてあげられていないと言う事になります。この世代が若者の車離れを叫ぶのはおかしいのではないかと思います。

若者の都会への人口流出と高学歴化
地方に定住している人にとっては若い人においても自動車は必須となっているのは以前と変わらないと考えてよいと思います。
近年はかなりの割合の若者が大学への進学をしていますが、大学においては、地方よりも都市部、とりわけ公共交通機関の整備された地区に多く点在しています。大学を卒業して地方に戻るというかたちであれば、単に自動車を初めて取得する年齢が上がっただけで、年齢に対する自動車取得率は以前と変わらないと思うのですが、実際はそうではありません。
都市部の大学からそのまま都市部へ就職。そうするとその流れで自家用車を持つ必要がなくなります。高学歴化によって、人口の割合に対し、地方から都市部へと人口が流出する割合は増えていると言う事になります。
このことから、高学歴化による若者の都市部の流出という現実が浮かび上がり、さらに地方には就職先が少ないため、都市部に残って就職をする若者が増え、そういった若者が自家用車を所有しないと言う事が導き出されることになります。

 

上記は、あくまでも私論ですが、街中に見ていても楽しい車が溢れてくれれば良いのになと思います。